2014年2月18日、カミール山麓の奥地に存在する謎の建造物「ラ・カザナル宮外郭」が新エリアとして追加された。内部は上層と下層を行き来しながら先に進む複雑な構造になっている。その後2014年8月には、ラ・カザナル宮外郭からエレベーターでつながる新エリア「ラ・カザナル宮内郭」も実装された。

2014年2月18日のバージョンアップにおいて、新たなテキストコマンド“/checkparam”が導入された。これはプレイヤー自身＆自身のペットの物理攻撃力や物理命中、物理回避などのステータスを数値でログに表示するもので、とくに命中や回避の合計値がゲーム内で明確化されたのはこれが初となった。

2014年3月18日、レベル99以上のプレイヤーを対象とした成長要素として、ジョブポイント（通称：ジョブポ）が実装。レベル96以上のモンスターを倒すと、メインジョブにキャパシティポイントが加算され、キャパシティポイントを30,000獲得するごとに1ジョブポイントを獲得。蓄積したジョブポイントを各項目に使うことで各ジョブの能力を強化できる。

2014年3月18日、召喚獣ケット・シーと契約できるクエストが追加。範囲内の敵を眠らせてTPを減少させるミュインララバイや、範囲内のパーティメンバーにアレイズもしくはリレイズをかけるアルタナフェーバーなど、支援的な履行技が特徴の召喚獣だ。

2014年3月18日のバージョンアップにて、フェイスが状況に応じてパーティチャットでセリフを発するようになった。また3国ミッションなどのBF戦にもフェイスを連れて挑めるようになり、のちに一部を除いたほとんどのBF戦でフェイスを呼び出せるようになった。

2014年3月18日、自分の外見を自由な装備に変更できるシステム・ロックスタイルが実装。さらに2015年3月26日、エリアチェンジしても外見が解除されないなどの改良が施された。

2014年3月18日、釣りのシステムが変更され、魚がかかると画面に矢印が表示されるようになった。

2014年4月8日、これまで種族によって大きな差のあった最大HPと最大MPについて調整が加えられた。HPが最も多い種族はガルカ、MPが最も多い種族はタルタルなのは従来と同じだが、その他の種族の差がそれまでに比べて少なくなるよう調整されている。

2014年5月15日、風水士と魔導剣士用のミシックウェポン相当の武器として、エルゴンウェポンが実装された。このエルゴンウェポンの作成を開始するには、該当ジョブのアーティファクトクエストをコンプリートするほか、すべてのワークスで“レジェンド”の評価を得ている必要がある。

2014年5月15日のバージョンアップにて、使用者とそのペットの両方に効果がある食事の合成レシピが初めて追加。このとき実装された白餅にはHP・命中・飛命アップの効果があり、草餅にはHP・攻撃力、飛攻アップの効果がある。

2014年5月15日、新たなストレージとして「モグワードローブ」が導入された。このストレージには装備品しか入れられないものの、収納した装備品はどこにいても装備可能。そのため着替え用の装備を大量にかばんに入れて持ち運ぶ必要がなくなった。なお2016年には「モグワードローブ2」が追加されたほか、以降も有料オプションとして新たなモグワードローブが登場。2022年時点で「モグワードローブ8」までのストレージを利用することができる。

2014年6月17日、これまで0％～300％で表示されていたTP表示が変更。内部的に扱われていたTP値が直接表示される仕様になり、0～3000で表示されるようになった（同時に、パーティメンバーのTPも表示されるように）。これにより、一部装備品のヘルプテキストの表記も変更されている。

2014年6月17日、属性ウェポンスキルの威力がメインウェポンのアイテムレベルに応じて上昇するようになったほか、ほとんどのウェポンスキルについてステータス補正とTPボーナスの調整が行われた。とくに後者では、低レベルで習得したものでも高レベルでの戦闘時に選択肢となるような調整がされている。

2014年6月17日のバージョンアップにて、原木や皮、鉱石をはじめとする多くの素材アイテムのスタック数が、1個から12個に変更された。これにより採掘、伐採、合成などでのかばん事情が改善されることとなった。なお同時に、採掘・伐採における採集ポイントが発光するようになり、カーソルを遷移しなくても視認可能となった。

2014年6月17日、手軽に合成できるアイテムとして「合成キット」が追加された。この合成キットは各ギルドや競売で購入でき、合成に使用するとヘルプに表示されているアイテムが完成する。クリスタルと合成キット以外の素材を用意する必要がないため、合成スキル上げにも活用されている。

2014年6月17日、直近10件の合成内容を記憶し、再度実行する「ヒストリー合成」が導入された。メインメニュー内に“合成”のボタンが追加され、そちらから選択することが可能。マイバッグに素材があれば、“ヒストリー”から完成後のアイテムを選択するだけで合成することができる。また、直近の合成を再実行するコマンド“/lastsynth”も追加され、マクロを使って複数回の合成を行うことも可能となった。

2014年7月8日、モグガーデンで行えるコンテンツにモンスター飼育が追加。最初は特定の種族1体しか飼育できないが、モンスター飼育のランクを上げることで、さまざまなモンスターを複数体、飼育できるようになる。

2014年8月12日、装備品の組み合わせを記録して、複数の装備を一度に変更できる機能が実装。着替えマクロを簡略化できるようになった。

2014年8月12日、より難易度の上がった新たなスカームとして、「アルビオン・スカーム」が実装された。この時点ではアルビオン・スカーム-シルダス洞窟〔Ｕ〕とアルビオン・スカーム-ララ水道〔Ｕ〕の2種が実装され、いずれも挑戦するたびに出現するモンスターや提示される条件、エリアの地形などが変化するのが特徴。ここで入手できる装備品には、“霊石”を使ってアーケイン・グリプト（オーグメント）を付与することができる。

2014年8月12日、個人戦績の交換品としてデジョンリングが追加。何度でも使えるアイテムかつ、再使用時間が10分となっており、呪符デジョンより手軽な帰還手段として多くの冒険者に利用されるようになる。

2014年8月12日のバージョンアップにて、タイトル画面のコンフィグに「タイトルBGMの選択」が追加された。それまでのタイトル画面では最新のBGMが固定で流れていたが、歴代のタイトルBGMから好きなものを選んだり、ランダムに設定することができるようになった。

2014年9月9日、ウォークオブエコーズにおいて通常のウォークをクリアすると、一定確率で「サージウォーク」が発生するようになった。サージウォークはコンテンツレベルが119～121となるが、報酬として通常のウォークで手に入る装備のHQ品が手に入る。またボーナスとして大量のテンポラリアイテムが配布される「エンダウウォーク」も、一定確率で発生するようになった。

2014年9月9日、『アドゥリンの魔境』エリアに生息する獣人・ヴェルク族との戦闘がメインとなるバトルコンテンツ「インカージョン」が実装された。このインカージョンを攻略中に、特定のNMを倒してだいじなものを集めると、再挑戦時のコンテンツレベルを上げられるという特徴がある。コンテンツレベルが上がるとヴェルク族の王“グラムク・ドルーグ”も登場。

2014年9月9日のバージョンアップにて、指定したアイテムを検索し、どのストレージにあるのかを教えてくれるコマンド“/itemsearch”が導入された。これにより、複数のストレージをひとつひとつチェックする手間が省かれることとなった。

2014年11月10日、冒険者同士の繋がりを強めることを目的としてユニティ・コンコードというシステムが導入。人気NPCをリーダーにしたユニティと呼ばれる組織に所属すると、同ユニティに所属している冒険者との会話や、エミネンス・レコードのユニティ専用目標に挑戦可能になる。

2014年11月10日、ユニティ・コンコードとあわせてバトルコンテンツ「ユニティ：ウォンテッド」が実装。ユニティポイントを消費することで、過去に登場したさまざまなNMの上位種と戦うことができる。またユニティポイントを消費すればNM出現場所まで一瞬でワープでき、移動手段としても活用可能。

2014年11月10日、『アドゥリンの魔境』のストーリーが完結。エンディングでは小林未郁氏が歌う『Forever Today』が流れ、9年ぶりのボーカル曲の追加となった。

2014年11月10日～12月9日にかけて、『FFXI』内で『ピクトロジカ ファイナルファンタジー』とのコラボイベントが開催。このイベントでは『FFXI』の有名NPCがドット絵で描かれた絵画（調度品）を11種類入手できた。本イベントは2017年にも再演されている。

2014年12月10日、各ジョブで使ったジョブポイントの合計値に応じて、さまざまな効果を得られる成長要素「ギフト」が追加。特定ポイントに到達し「スペリア」を得るとヘルプテキストに「Su」と書かれた装備が使用可能に。

2014年12月10日に、ログウィンドウを上下または左右の2つに分割できるマルチウィンドウ機能が追加された。