2000年1月29日、パシフィコ横浜にて行われたイベントで『ファイナルファンタジーXI』の情報が初公開。当時の仮タイトルは『FINAL FANTASY XI online another world』だった。本タイトルの情報と合わせて、「PlayOnline」によるオンライン構想も同時に発表される。

2001年7月19日、『ファイナルファンタジーX』が発売。その付録としてついてきたDVD-Video「OTHER SIDE OF THE FINAL FANTASY」に『ファイナルファンタジーXI』のトレーラー映像が収録。

2001年12月17日より、『ファイナルファンタジーXI』のクローズドβテストがスタート。テストはChaos、Zande、Golbez、Xdeathの4ワールドで行われていた。スタンダードジョブの6ジョブのみ実装され、レベルの上限は30。実装エリアも少なく、街は初期3国の一部のみで、フィールドは3国やジュノの隣接エリアのみだった。初期は「挑発」などのアビリティを使うと、自動で「ヘイ<t>、いつまでママのスカートに隠れるんだい？」などのセリフが流れる仕組みだった。サポートジョブ取得クエストはJobMasterから受けるもので、「古の予言書の一部」なるアイテムを渡していた。

2001年12月22日、東京国際フォーラムにて「SQUARE ONLINE PARTY 2002」が開催。『ファイナルファンタジーXI』をメインとした最初のイベントで、来場者が15分ほどプレイできる試遊コーナーや、関連グッズの販売などが行われた。またこのとき、Windows版『ファイナルファンタジーXI』の画面も初公開されている。

2002年1月16日のβ版バージョンアップで、NM（当時はNamed Monsterの略）が実装された。NMは再出現までの時間が長く、リンクシェル同士での討伐する順番の話し合いなども見られた。また、ラングモント峠にも「エルメスの靴（移動速度+25％）」を落とすモンスターが実装された。ちなみにこのβテストの様子はライブカメラ「ライブラ」で常時中継されていた。

2002年3月1日にβテストで行われたイベント。リンクシェルから聞こえてくる会話をもとに、指定されたパーティを結成してゴールにいるGMのところまで行く、というもの。リンクシェルで流れる会話は、すべてGMが登場人物を演じて行うものだった。

2002年3月29日にβテストで行われたイベント。内容は、世界各地に出現するモンスターのなかの1匹に憑依している特殊なモンスターを探して倒す、というもの。特殊なモンスターは外見からは判断できず、実際に戦ってみて、その強さで判断するしかなかった。

2002年4月26日24時にβテストが終了。GMがエリアに出現し、プレイヤーたちと交流を深める一幕も。1エリアずつシャットダウンされていき、30分ほどかけて全エリアがシャットダウンされた。なおβテストのキャラクターは、名前・種族・フェイスタイプを正式サービス版へ引き継げた。また、最終日に所持していたギルの下2ケタの数値で、正式サービス版での所属ワールドの選択もできた。