2000年1月29日、パシフィコ横浜にて行われたイベントで『ファイナルファンタジーXI』の情報が初公開。当時の仮タイトルは『FINAL FANTASY XI online another world』だった。本タイトルの情報と合わせて、「PlayOnline」によるオンライン構想も同時に発表される。
みんなのヴァナ・ディール史
2001年12月17日
ヴァナ・ディールの出来事2001年12月17日より、『ファイナルファンタジーXI』のクローズドβテストがスタート。テストはChaos、Zande、Golbez、Xdeathの4ワールドで行われていた。スタンダードジョブの6ジョブのみ実装され、レベルの上限は30。実装エリアも少なく、街は初期3国の一部のみで、フィールドは3国やジュノの隣接エリアのみだった。初期は「挑発」などのアビリティを使うと、自動で「ヘイ<t>、いつまでママのスカートに隠れるんだい?」などのセリフが流れる仕組みだった。サポートジョブ取得クエストはJobMasterから受けるもので、「古の予言書の一部」なるアイテムを渡していた。
2001年12月17日
関係者秘話ちょうど直前に連携システムを入れるということが決まったばかりでウェポンスキルの実装も終わっていないという状況なのに、βテスト開始は正直早いというのがバトル担当者としての意見でした。βテストが始まるとβ向けのバグ修正のタスクも入ってきて、本開発の方にもしわ寄せがありましたが、開発全員での完成形の共有ができたことと、βテストが刺激になってスピードがあがったところもあったので、トータルではよかったのでしょう。以降、私のところへバトルのバランスの事で話に来る人が増えまして、自分の作業をやる時間を確保するために、しばらく昼夜逆転で仕事をしたり貴重な経験でした。(プロデューサー・松井聡彦)