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みんなのヴァナ・ディール史

2003
    Jan.1
  • 2003年1月1日

    ヴァナ・ディールの出来事
    謹賀新年 初めての正月イベント開催

    2003年1月1日に新年を迎えると、ヴァナ・ディールの各地に羊の行列が現れ、以後、干支にちなんだ動物が行進するのが毎年正月の恒例となった。また、この年はル・ルデの庭にAkeとOmeという名前のマンドラゴラが出現した。

    Feb.2
  • 2003年2月5日

    ヴァナ・ディールの出来事
    印章BFの登場

    2003年2月5日、ミッションで訪れたBurning Circleに、一定数の獣人印章と交換したオーブをトレードすることで戦えるNM戦が追加された。当初は3カ所のBurning Circleでのみ行えたバトルのため“BCNM”と呼ばれていたが、のちにBurning Circle以外のバトルフィールドでも戦えるようになり、“印章BF”と呼称されるようになる。初期はリフレシュを入手できる唯一の手段として人気になり、その後もつぎつぎに新しい印章BFや報酬アイテムが追加され、現在(2021年)でも根強い人気を誇っている。

  • 2003年2月5日

    ヴァナ・ディールの出来事
    宝箱の罠にミミック登場

    2003年2月5日、シーフが宝箱の開錠に失敗したときの罠にミミックが追加された。ミミックは倒すと宝箱のカギを落とすが強敵。

  • 2003年2月5日

    ヴァナ・ディールの出来事
    サーチコメントの実装

    2003年2月5日のバージョンアップにて、サーチ結果リストにひと言コメントを設定できる“サーチコメント”システムが導入。パーティメンバー募集の詳細を記載したり、ちょっとしたネタを書き込んだりと、幅広く使われるようになった。なお同じ2月5日のタイミングで、サーチ結果リスト上のパーティリーダーの名前が黄色で表示されるようになっている。

  • 2003年2月5日

    冒険者の歴史
    リフレシュを求めてラングモント峠に冒険者が殺到!

    2003年2月5日にMPを回復する赤魔道士専用の魔法・リフレシュが実装。スクロールは印章BFの報酬として追加されていたのだが、「ラングモント峠のTaisaiがリフレシュを落とした」という噂が大々的に広がり、峠に集結した多くの赤魔道士がTaisaiを取り合った。

  • 2003年2月5日

    関係者秘話
    峠のTaisai・開発側の視点

    こういった「ありそうなデマ」は見ている分には大変面白いのですが、『FFXI』自体は巨大な流動的データの塊でもあるため、バグを疑って検証を行う必要がありました。開発もデータの再確認を余儀なくされるため、本来の業務に影響をきたす一因となっていました。(ディレクター・藤戸洋司)

  • 2003年2月8~14日

    ヴァナ・ディールの出来事
    バレンタインイベント「天晶堂からの使者」

    2003年2月8~14日の期間、ヴァナ・ディールにて初めてのバレンタインデーイベントが開催。内容は3国に派遣された商人がククル豆とセルビナミルクを販売するというもので、これらにメープルシュガーを加えて合成できるバブルチョコが、バレンタインのプレゼントとして使われた。

    Apr.4
  • 2003年4月15日

    ヴァナ・ディールの出来事
    レベルキャップが65に

    2003年4月15日、限界突破クエスト「風の行方は」が『ジラートの幻影』の発売に先駆けて実装。レベルキャップが65となった。クエストをクリアするには、3つの獣人拠点の最深部に潜入してポイントを調べる必要があった。

  • 2003年4月15日

    冒険者の歴史
    獣使いに「よびだす」追加

    2003年4月15日の『ジラートの幻影』発売直前のバージョンアップで、獣使いのアビリティに「よびだす」が追加。獣使いの戦い方やレベル上げ方法が激変し、操れる敵がいない場所でも戦えるようになった。呼び出すためには専用アイテム「汁」を使うため、“汁ペット”と呼ばれた。

  • 2003年4月15日

    ヴァナ・ディールの出来事
    ジュノから物産店が消える

    2003年4月15日、すべてのリージョンの特産品を扱っていたジュノの物産店がなくなる。当時のジュノは人口過密問題を抱えており、これは人口分散のための施策のひとつだった。

  • 2003年4月15日

    冒険者の歴史
    各地を駆け回った召喚士クエスト

    2003年4月15日、『ジラートの幻影』の発売に先駆けて召喚士が実装。待望の新ジョブということで、バージョンアップ当日は多くの冒険者がジョブ取得クエスト「7色の光を!」のクリアを目指した。その結果、クエストの進行に必要なアイテム“カーバンクルの紅玉”を入手するために世界中のリーチ族が狩られることに。その後も冒険者たちは7種類の天候を集めるために各地を駆け回り、なかでもバルクルム砂丘などで熱波を待つ冒険者が多く見受けられた。

  • 2003年4月17日

    ヴァナ・ディールの出来事
    拡張データディスク『ジラートの幻影』発売

    2003年4月17日に拡張ディスク『ジラートの幻影』が発売され、新たなエキストラジョブとして侍、忍者、竜騎士、召喚士が追加(召喚士のみ先行で4月15日に実装)。低地エルシモ、高地エルシモ、クゾッツ、ヴォルボー、リ・テロアの5リージョンのほか、オンゾゾの迷路やコロロカの洞門など既存リージョンにも新ダンジョンが追加された。

  • 2003年4月17日

    関係者秘話
    初の拡張ディスク発売に関して

    ここまでが本来の『FFXI』初回のストーリーとしての区切りでした。ですので、サービス開始の際のいったんの区切りだった闇の王(ランク5)は、ストーリーの中盤でしかなかったのです。(ディレクター・藤戸洋司)

  • 2003年4月17日

    ヴァナ・ディールの出来事
    冒険者は辺境の地へ

    2003年4月17日に発売された『ジラートの幻影』で追加された新たなリージョンのエリアは、辺境と呼ばれた。辺境エリアではモグハウスの引っ越し料金やバザー関税が高く、なにかとギルがかかったが、5月の値下げを経て、7月に撤廃された。

  • 2003年4月17日

    冒険者の歴史
    カザム行き飛空艇パスを求めて

    2003年4月17日に実装された『ジラートの幻影』の新リージョンのなかでも、低地エルシモと高地エルシモへ行くには、だいじなもの“カザム行き飛空艇パス”が必要。このパスは「山砦の箱のカギ」「獣人都市の箱のカギ」「鉱山の箱のカギ」の3つと交換するか、もしくは14万8000ギルを支払うことで入手できた。そのため、しばらくのあいだユグホトの岩屋やパルブロ鉱山、ギデアスでは、多くの冒険者によってカギを落とす獣人たちが狩られることとなった。

  • 2003年4月17日

    冒険者の歴史
    侍クエストで大行列!

    2003年4月17日、新ジョブが実装されるとともに各ジョブの取得クエストに冒険者が殺到。なかでも侍のジョブ取得クエスト「ある刀鍛冶の依頼」のNM戦は、パーティを組んでも複数人同時にはクリアできず、クエストをオファーした人数ぶんバトルを行う必要があったため、冒険者による長蛇の列を生むことに。その際、多くの冒険者たちがきれいに列を作って順番待ちをしていた様子が話題となった。

  • 2003年4~5月頃

    冒険者の歴史
    トンベリと戦うには怨みを解除

    2003年4~5月頃、高地エルシモ地方に足を踏み入れた冒険者は、ミッションなどでトンベリ族と戦うことに。トンベリ族の特徴として、プレイヤーがそれまでに倒したトンベリの数によって怨みが蓄積し、特殊技のダメージが大きくなるため、冒険者たちは怨みを解除してから戦った。

  • 2003年4月以降

    冒険者の歴史
    人気の狩り場はカザムから0分!

    2003年4月以降は、『ジラートの幻影』の新エリアでもレベル上げが盛んに行われるようになった。なかでもレベル20台中盤の冒険者の狩り場として人気となったのがユタンガ大森林。カザムを出てすぐの場所でマンドラゴラ族やゴブリン族を狩ることができ、たとえメンバーが戦闘不能になっても、カザムで白魔道士にジョブチェンジしてレイズする、といったことができる便利な狩り場だった。一方で、当時はモンスターの特殊技の効果がほかのパーティにも及んだため、カザムを出た冒険者が戦闘中のマンドラゴラ族の夢想花で眠らされてしまうといったハプニングも。

  • 2003年4月以降

    冒険者の歴史
    東西アルテパ砂漠でのレベル上げ

    2003年4月以降は、主にレベル20台~30台の冒険者を中心に、東アルテパ砂漠でもレベル上げが行われるようになった。主な獲物はスパイダー族やダルメル族。またレベル40前後からは西アルテパ砂漠も狩り場になり、東アルテパ砂漠とのエリア境界や、砂漠中央の巨大な一枚岩「天啓の岩」付近でレベル上げをする冒険者が数多く見受けられた。

  • 2003年4月以降

    冒険者の歴史
    ヨアトル大森林のレベル上げで迷子に

    2003年4月以降、フィールドでのレベル上げとしては、ヨアトル森林も狩り場候補に。レベル30付近では北西のエリアチェンジ付近でマンドラゴラ族と戦ったり、レベル30台後半ではテレポヨトのテレポイント周辺でクァール族と戦うことが多かった。ただし前者の場合、複雑な地形のユタンガ大森林&ヨアトル大森林を通過する必要があるため、メンバー補充で呼ばれた冒険者が道に迷ってなかなか到着できないといったケースもあった。

  • 2003年4月以降

    冒険者の歴史
    幅広いレベル帯の狩り場・グスタフの洞門

    2003年4月以降、レベル40付近のレベル上げではグスタフの洞門も注目された。まずは入口付近のコウモリ族やフライ族を狩ることが多く、それらと相性のよい突属性武器が得意な狩人や竜騎士などが活躍。やがてレベルが上がるにつれ、上層中央のトカゲ族やプギル族、下層のゴブリン族やスケルトン族なども狩りの対象になっていった。なお上層中央部にはワイバーン族のNMであるBuneが出現。レベル上げ中のパーティの脅威となったが、レベル75の冒険者が増えたあとは、戦利品のエンハンスソードを求めてすぐ狩られることが多くなった。

  • 2003年4月以降

    冒険者の歴史
    流砂洞でのレベル上げと重量扉

    2003年4月以降は、複雑な構造のダンジョンである流砂洞もレベル上げに活用された。主にレベル45~50前後でスパイダー族や甲虫族を相手にレベル上げが行われたが、獲物が少ないときはアンティカ族も狩りの対象に。ただしアンティカ族は妨害音波による静寂や、砂の呪縛による敵対心リセットがやっかいで、必ずしも人気の獲物ではなかった。なお、高レベルでは重量扉の仕掛けの奥も狩り場の候補に。この扉は、ガルカ以外は開けるのに複数人が必要だったが、2011年にだいじなもの“重量石”が登場し、ひとりでも開けられるようになった。

  • 2003年4月以降

    冒険者の歴史
    クフタルの洞門はGuivreで大混乱!?

    2003年4月以降、レベル50台の狩り場としてクフタルの洞門も人気に。主に中層中央の広場にいるクラブ族やトカゲ族、ワーム族が狩りの対象になった。なお、ここにはNMのAmemetも出現。レベル帯によっては複数のパーティが協力して討伐する様子も見受けられた。なお2003年12月16日のレベルキャップ開放以降は、時間で開閉する岩の先にある下層も狩り場になったほか、ダンジョン内にHNMのGuivreも出現するように。このGuivreはダンジョン内全体を徘徊し、戦利品目当てに狩られることも少なかったため、レベル上げ中の冒険者にとって脅威となった。

  • 2003年4月以降

    冒険者の歴史
    レベル上げで賑わったボヤーダ樹

    2003年4月以降、もっとも多くの冒険者のレベル上げに活用された狩り場のひとつがボヤーダ樹だろう。レベル50台からレベル70前後に至るまでの多くの冒険者が、ここでクロウラー族やクラブ族、フライ族、スパイダー族などを狩ってレベルを上げていった。なお最初の広場でクラブ族と戦っていると、抽選でNMのAquariusが出現して襲われることも。ただしAquariusは当初、人気素材であるダマスク織物を落としたため、出現するとすぐに高レベルの冒険者に倒されることが多かった。

  • 2003年4月以降

    冒険者の歴史
    解散の街・ラバオと“コロロカエスケプ”

    2003年4月以降、パーティ解散時によく活用されたのがテレポルテ。東アルテパ砂漠のテレポイントからは比較的安全にラバオへ移動できたため、レベル上げが終了したらテレポルテで飛んでからラバオに移動して解散、というケースが多く見受けられた。また、東アルテパ砂漠からコロロカの洞門に入ってエスケプをするとツェールン鉱山にワープし、そのままバストゥーク鉱山区に移動できたため、エスケプがある場合はこちらの移動手段も人気に。これは通称“コロロカエスケプ(コロスケ)”とも呼ばれた。

  • 2003年4~7月

    冒険者の歴史
    「強そうな相手だ」連戦時代

    2003年4~7月の、いわゆる“レベル65キャップ時代”では、レベル61以降のレベル上げに大きな変化があった。当時はレベル61以上になると、パーティメンバー間のレベル差修正が大幅に緩和されるかわりに、格上からの入手経験値が減少。結果的にレベル上げの戦闘も「強そうな相手だ」のモンスター相手に連戦する形になった。ただしナイトなどの盾役が不要になったり、黒魔道士のように連戦が不得意なジョブもあったため、2003年7月17日のバージョンアップで変更。レベル61以降の入手経験値の計算方法が、レベル60以下と同様になるように調整された。

  • 2003年4~12月

    冒険者の歴史
    両手斧WS・シールドブレイクが大流行

    2003年4~12月の間、主にボヤーダ樹でのレベル上げに活用されていたのが、両手斧のウェポンスキルであるシールドブレイクを活用した戦法。対象の回避率を一定割合で下げるシールドブレイクは、高レベルかつ氷属性が弱点のモンスターに対して非常に有効だった。そのため事前にTPをためて戦闘開始時にシールドブレイクを撃ち、相手の回避率を一気に下げる戦法が大流行。結果、シールドブレイクのみが偏重されるようになってしまったため、2003年12月16日に効果が調整され、割合ではなく一定値の回避率を下げる形に変更された。

    May5
  • 2003年5月27日

    ヴァナ・ディールの出来事
    冒険者さんありがとうキャンペーン

    2003年5月27日、『FFXI』の1周年を記念してキャンペーンが開催。世界各地にモーグリが出現し、地球時間の1日1回プレゼントがもらえた。またモーグリに話しかけると、チャット回数や戦闘回数、戦闘不能回数などのデータを教えてもらうことができた。さらにそれらの情報を集計したランキングの上位者には、チョコボワンドなどのアイテムがプレゼントされた。

    Jul.7
  • 2003年7月17日

    ヴァナ・ディールの出来事
    新リージョンとしてトゥー・リアが実装

    2003年7月17日、『ジラートの幻影』の物語を進めることで移動可能になる新リージョンとしてトゥー・リアが実装された。空に浮かぶ島というこれまでにない場所だけに、多くの冒険者が到達を目指してミッションを進め、到達時はル・オンの庭の風景の美しさも話題となった。

  • 2003年7月17日

    ヴァナ・ディールの出来事
    レベルキャップが70に

    2003年7月17日、限界突破クエスト「天かける雲のごとく」が実装され、レベルキャップが70に上昇。クエストは獣神印章を4人のNPCに渡すというものだったが、獣神印章自体がクエストと同時に実装されたため、当時は多くのプレイヤーがモンスター狩りに殺到した。

  • 2003年7月17日

    冒険者の歴史
    空蝉の術革命

    2003年7月17日のバージョンアップで、忍者の「空蝉の術:弐」の詠唱時間が1.5秒に短縮(実装当時は詠唱時間が8秒だった)。その後は壱と弐の空蝉をうまく張り替えながら敵の攻撃をかわし続けるという“空蝉盾”の戦術が生まれ、長いあいだ、戦い方の主流となった。

  • 2003年7月17日

    関係者秘話
    「空蝉の術」と“空蝉盾”について

    「空蝉の術」は白魔法「ブリンク」とは違い、100%攻撃を回避する性能という点が非常に強力でした。それゆえに詠唱時間が長く設定されていたと思いますが、結果的に忍者の術全般が非常に使い勝手が悪く、使われないという状況に陥りました。
    空蝉盾という考え方は、まさに工夫の極致で、これをはじめに運用できたプレイヤーは天才ですね。あまりの強力さに、以降のバトルは空蝉盾ありきのバランス調整を余儀なくされていきました。(ディレクター・藤戸洋司)

  • 2003年7月17日

    関係者秘話
    もともとの「空蝉の術」実装の意図

    もともとターゲットをとってしまった時の緊急手段として考えていた術で、盾役としてまっとうすることは時々事故が発生するので難しいとしばらく様子見をしたことが失敗でした。ただ、張り替え時にスタンでフォローするなどプレイヤーの戦術として定着していったこともあり、術そのものを弱体することはあきらめてモンスター側でいろいろ対応することにしました。とはいえ、攻撃を回避されてしまうとTPのたまりが遅いため特殊攻撃で対応するわけにもいかず、さんざん悩みました。(プロデューサー・松井聡彦)

  • 2003年7月17日

    ヴァナ・ディールの出来事
    モグハウスに入ってもパーティから離脱しなくなる

    2003年7月17日のバージョンアップによって、モグハウスに移動してもパーティから離脱しなくなった。これ以前は、ジョブチェンジやモグ金庫のアイテムを取りに行く際に「モグります」のようなひと声をかけてからモグハウスに移動し、モグハウスから出たあとに再びパーティに入れてもらう必要があった。

  • 2003年7月17日

    ヴァナ・ディールの出来事
    『ジラートの幻影』ジョブのアーティファクトが実装

    2003年7月17日、『ジラートの幻影』で追加された侍、忍者、竜騎士、召喚士の4つのジョブのアーティファクトが実装された。実装直後は、忍者のアーティファクトクエスト中に機船航路に出現するモンスターがNMと勘違いされ、ほかのプレイヤーに倒されてしまうといったハプニングもあった。

  • 2003年7月26日

    冒険者の歴史
    夏祭りイベント「Bon-Odori」開催

    2003年7月26日、昨年に続いて各ワールドで冒険者主催の夏祭りイベントが開催。この年は公式でもイベントのサポートが行われ、お知らせ用のモーグリが登場したり、花火アイテムが期間限定で発売された。この様子はヴァナ・ディール トリビューンVol.16でも「Bon-Odori」として取り上げられている。

  • 2003年7~10月頃

    冒険者の歴史
    タイタンマラソンの流行

    2003年7~10月頃、同種のクエストのなかでも移動が便利な「土の試練」を連戦して報酬を得る金策が流行。その後、10月21日のバージョンアップでクエストのオファーが1日1回となり、ブームは終了した。

    Aug.8
  • 2003年8月16日、8月30~31日

    ヴァナ・ディールの出来事
    公式イベント「謎の巨大生物あらわる!?」

    2003年8月16日、および8月30~31日にかけて公式イベント「謎の巨大生物あらわる!?」が開催(8月16日は不具合が発生したため、正式な開催は8月30~31日)。イベント内容はレベル制限を受けた冒険者全員で、巨大なドゥーム族と戦うというもの。報酬として、アウトポストへのテレポサービスが期間限定で初登場した。

    Sep.9
  • 2003年秋頃

    冒険者の歴史
    「よこだま」の流行

    2003年秋頃に冒険者のあいだで流行したのが、通称「よこだま」と呼ばれるテクニック。これはシーフの「不意打ち」が、モンスターの正面以外なら横からでも効果を発揮できたことにより開発された技術で、盾役の真横から「不意打ち」と「だまし討ち」を併用して使い、盾役の敵対心を一気に稼ぐことができた。それまではサブの盾役が「挑発」などでいったんモンスターを引きつけ、その後に「不意打ち」と「だまし討ち」をする必要があったが、このテクニックにより盾役がひとりで、かつ自身が敵対心をさほど稼がなくてもターゲット固定可能に。だが成功させるにはそれなりの練習が必要で不得意な人もいたほか、ナイトなどが敵対心を稼ぐ意味が薄れてしまったこともあり、2003年12月16日に「不意打ち」の仕様が変更。以降はモンスターの背後に回らないと成功しなくなった。

    Oct.10
  • 2003年10月21日

    ヴァナ・ディールの出来事
    サンドリア、バストゥーク、ウィンダスのミッションが完結

    2003年10月21日、サンドリア、バストゥーク、ウィンダスそれぞれの最後のミッションが実装。初期から展開した各国の物語がついに完結し、ランク10の冒険者が誕生した。以降は他国の物語を体験するために、コンクェストの所属国を移籍する冒険者も増えていった。

  • 2003年10月21日

    ヴァナ・ディールの出来事
    ラッキーロール

    2003年10月21日、ノーグとラバオで挑戦できるミニゲーム「ラッキーロール」が実装された。

  • 2003年10月21日

    ヴァナ・ディールの出来事
    /sit実装

    2003年10月21日、くつろいで座るモーションである「/sit」が実装された。このコマンドでガルカが座ると、なぜか膝のあいだにタルタルが入ってくることが多い。

  • 2003年10月28日

    ヴァナ・ディールの出来事
    北米でWindows版『ファイナルファンタジーXI』発売

    2003年10月28日に北米でWindows版『ファイナルファンタジーXI』が発売。

  • 2003年10月28日

    冒険者の歴史
    海外プレイヤーとの交流

    2003年10月28日に北米でWindows版が発売された際は、3国周辺で戦闘不能になる冒険者が増え、コンクェストで獣人支配が多発。先輩冒険者となった日本のプレイヤーは、簡単な英語と定型文辞書で海外プレイヤーと交流した。

  • 2003年10月28日

    関係者秘話
    ワールドワイドな運営のスタート

    駅前留学ならぬ「ヴァナ留学」がキーワードとなった時期です。多くのプレイヤーからは、言語別ワールドの設置を多く求められることになっていくのですが、そのままだとワールドを新規に複数立てても、すぐ許容人数を超えてしまいます。またその許容人数がピークタイムに一斉にログインしてくると、ログイン自体できない人も出てきます。ですので、当時のもっとも効率的な手法として、ピークタイムのズレを利用して、現行ワールドに同居してもらうことでピークタイムの一斉ログインを抑制し、また新たなワールド設立を最小限に抑えることになりました。
    この時のために、定型文辞書機能自体は最初期から実装していました。ただ翻訳する相手言語がなかったため、単なる入力補完機能だけが見えている状況でした。翻訳機能が動き始めてからは、それが定型文辞書機能による文字列かどうかがわからなかったので、辞書使用者の文章が変に翻訳されて意味不明な文字列となることも報告されたことから、定型文には赤と緑のカッコが付属するようになりました。(ディレクター・藤戸洋司)

  • 2003年10月28日

    関係者秘話
    北米での運営チーム体制

    当初の運営チームづくりは主にカスタマーサポートの体制が中心で、『EverQuest』などを手掛けていたSony Online Entertainment社(当時)に委託する形でスタート。MMO運営経験が既に豊富だった同社からは、多くのことを学びました(とはいえ、ルーツを辿るとだいたいみんな『Ultima Online』にたどり着くのですが……)。
    2006年に北米でも自社体制に完全移行するまでの約2年半の間、現地を訪問するには自社の北米拠点のあるロサンゼルスから車で2時間ほどの移動があり、私は同乗しているだけでしたが、自分で運転していた上司が結構大変そうでした。(グローバルコミュニティプロデューサー・室内俊夫)

  • 2003年10月28日

    関係者秘話
    運営開始の思い出

    北米版のサポートを始めた頃、カスタマーサポートやGM関連の運営はサンディエゴにあるSony Online Entertainment社(当時)のチームと共同経営していました。とても素晴らしいパートナーで色々学ばせてもらい、その知識で長年に渡るサポート対応を広め、進化し続けることができました。ただ、スクウェア・エニックスの一部スタッフはサンディエゴまでの100マイル以上(約161km)の長距離を毎週通うのを1年以上も続けていました! あと、ちょうどサービス開始の頃にサンディエゴ史上最悪の山火事が発生してしまい、それでも運営を続けるためにマスクを着用して仕事をするスタッフもいました。いろいろと多忙な時期でした!(C&Sシニアディレクター・黒澤靖志)

  • 2003年10月31日

    ヴァナ・ディールの出来事
    初めてのハロウィンイベント

    2003年10月31日に初のハロウィンイベント「Trick or Treat!!」が開催。イベントで入手できたトリートスタッフは“潜在能力:デジョン”の効果があり、イベント期間中はパーティ終了後にこの杖でモンスターを殴って帰還する人も。

    Dec.12
  • 2003年12月12日

    ヴァナ・ディールの出来事
    リアル・ヴァナ・ディールが秋葉原にオープン

    2003年12月12日、『FFXI』専用のネットカフェとしてREAL VANA'DIEL(リアル・ヴァナ・ディール)が東京・秋葉原にオープン。2005年12月18日まで約2年間営業された。モグハウスをイメージした店内では、当時の最新パソコンを使って快適に『FFXI』をプレイすることができたほか、ミスラのコスプレをした店員もいるなど、まさに『FFXI』に特化した内容だった。のちにはデュナミスのβテストなども行われ、冒険者たちのオフ会などにも頻繁に利用された。

  • 2003年12月16日

    ヴァナ・ディールの出来事
    レベルキャップが75に

    2003年12月16日、限界突破クエスト「星の輝きを手に」が実装され、レベルキャップが75となった。その後2010年6月にレベルキャップが開放されるまで、約6年半のあいだレベル75時代が続くことに。

  • 2003年12月16日

    冒険者の歴史
    赤魔道士限界突破の苦労

    2003年12月16日実装のレベル70→75の限界突破クエストでは、各ジョブのSPアビリティや魔法などを使うMaatとサポジョブなしの1対1で戦い、勝利する必要があった。どのジョブも苦戦を強いられたが、とくに赤魔道士は難度が高かった。

  • 2003年12月16日

    関係者秘話
    Maat戦を振り返って

    各ジョブ用の専用バトルが作られることになったのですが、バランス調整などはバトル専門のテスターが張り付きで検証を行いました。その際、赤魔道士担当の方はかなりプレイも上手で、テクニカルに動けたせいか結果的に少々難度が高めになった模様です。
    難度にばらつきはあったものの、ひとつのイニシエーションとしてプレイヤーの間では象徴的なバトルになっていたかと思います。(ディレクター・藤戸洋司)

  • 2003年12月16日

    関係者秘話
    テスターの勝率で決まった赤魔道士Maat戦の難度

    サポジョブなし1対1の全ジョブ別バトルということで、検証は手分けをして行いました。白魔道士やシーフのように特殊なクリア方法があるジョブもいたので、何回か挑戦して勝てればよしという難度を目指しました。部内テスターの数名に付き合ってもらって徹夜で最終調整を行い、かなりイテレーション(一連の工程を短期間で反復すること)を繰り返したと思います。勝率が5割以上あればよしという基準で、赤魔道士は担当のテスターさんが上手でほぼ10割の勝率でした。それが、プライベートプレイではクリアまで3戦かかったというのが驚きでした。(プロデューサー・松井聡彦)

  • 2003年12月16日

    冒険者の歴史
    トゥー・リアに“空NM”が登場

    2003年12月16日、トゥー・リアに青龍、朱雀、白虎、玄武、麒麟と、それらのトリガーを落とすNMが登場。呪われた装備を解呪できる免罪符などを入手できたため、これらのNMを狩る“空LS”の活動が活発になった。ちなみに実装当初は独自グラフィックでなく、白虎は黒かった。

  • 2003年12月16日

    ヴァナ・ディールの出来事
    ウェポンスキル取得クエストが実装

    2003年12月16日、夢想阿修羅拳やサベッジブレードなどの、新たなウェポンスキルを取得するクエストが実装。クエストを進行させるためには、“トライアル”の名を冠した武器を使い、ウェポンスキルやそれによる技連携を一定回数使う必要があった。なお、クエストが進行可能になると武器の潜在能力が消えることから、この行為は通称「潜在はずし」と呼ばれ、パーティでのスキル上げなどと同時に「潜在はずし」を行う冒険者の姿が多く見受けられた。また、武器の潜在能力が消えたあとはNMと戦う必要があり、協力者を募った“WSNMツアー”も頻繁に開催された。

  • 2003年12月16日

    ヴァナ・ディールの出来事
    初のクリスマス装飾

    2003年12月16日、3国のクリスマスの飾り付けが初めて行われ(前年2002年はトレントのツリーが置かれていた)、2004年から星芒祭が恒例となった。

  • 2003年12月16日

    ヴァナ・ディールの出来事
    「ムーンゲートパス」の実装

    2003年12月16日、本来は満月の夜だけ開くロ・メーヴのMoongateについて、いつでも開けられるようになるだいじなもの「ムーンゲートパス」が実装された。これはパーティメンバーがひとりでも所持していれば開けることができ、以降ゲートの先はレベル70以上の狩り場として活用されていった。

  • 2003年12月26日

    ヴァナ・ディールの出来事
    アウトポストテレポ追加

    2003年12月26日から開催された「暴れだした贈り物」というイベントの報酬として、各ワールドにアウトポスト(OP)テレポが実装。移動が便利になった。

  • 2003年12月頃

    冒険者の歴史
    アルテパゲートを開けるために西アルテパ砂漠を奔走

    2003年12月頃によく見受けられた風景。西アルテパ砂漠の中央にはアルテパゲートと呼ばれる扉があり、流砂洞の奥へとつながっているが、その扉を開くには4カ所のスイッチを押す必要があった。主に片手剣ウェポンスキル習得のためにNMと戦う際は、パーティメンバーが手分けしてスイッチを押すこととなった。

  • 2003年12月以降

    冒険者の歴史
    レベル75付近のレベル上げはトゥー・リアへ!

    2003年12月以降、トゥー・リアの実装とレベルキャップの開放にともない、ヴェ・ルガノン宮殿やル・アビタウ神殿もレベル上げの狩り場として活用されるようになっていった。レベル帯はレベル70~75で、対象はイビルウェポン族やゴーレム族など。なお、トゥー・リアに到達するには『ジラートの幻影』のミッションを進める必要があったため、レベル上げパーティへの参加希望時は、サーチコメントに「空○」「空×」などと書く冒険者が多かった。

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