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『FFXI』20周年を迎えて

冒険者の皆さま、こんにちは。
『ファイナルファンタジーXI』プロデューサーの松井です。

2022年の5月16日をもちまして、『ファイナルファンタジーXI(FFXI)』は、ついに20周年を迎えました。このサイトのコンセプトでもある“WE”、かつて共にヴァナ・ディールを築いてきた仲間たち、それを応援してくださったメディアの方々、何よりいつもプレイをしてくださる冒険者の皆さま、あらためまして感謝申し上げます。

そんな皆さまの思いが詰まったヴァナ・ディールの集大成となる本サイト“WE ARE VANA’DIEL”。昨年7月7日にオープンして以来、定期的に更新をして充実したコンテンツになってきたと思います。その内容はどれも思い出深いものばかりです。

たとえば「みんなのヴァナ・ディール史」では、2002年の実装項目の多さにあらためて驚きました。当時は振り返る余裕などなく突き進むのに精一杯でしたが、今思えばこの地盤があるからこそ今があるのだとしみじみ感じています。そんな振り返りを、今だから明かせる秘話とともにお楽しみいただければうれしいです。

そして、『FFXI』とゆかりのある方を招いての「対談企画」では、ヴァナ・ディールがどのようにして生まれたのか、メディアの方がどう受け止めたのか、他のオンラインタイトルの開発にどのような影響を与えたのか、その時代の雰囲気や皆さんの考えに至るまでをお伝えできたと思います。個人的に「開発者がまるで導かれるようにスクウェアに入社する状況がRPGの仲間が揃っていく過程のようだ」という言葉がとても気に入っています。これまで公開してきた『FFXI』の開発者インタビューとはまた違う空気をぜひ感じてみてください。

設定資料やイメージイラストなどを掲載した「アートギャラリー」も必見です。ここまでの内容をまとめて観られるのは滅多にない機会で、まさに圧巻という言葉が相応しいと思います。イラストレーターによる設定指示などワクワクするものが多数ありますので、お時間に余裕があるときにゆっくりと巡回していただければ幸いです。

本サイトの企画として実施したアンケートにご協力くださった皆さま、本当にありがとうございました。人前にも関わらず思わず泣き出してしまいそうになるようなよい話や、よりよいヴァナ・ディールを作るための厳しいご意見といった“冒険者の声”はすべて拝見いたしました。いくつかについては、本サイトや配信番組で紹介できればと思いますので、楽しみにお待ちください。

さて、私にとってとても感慨深い20周年ですが、浮かれてばかりもいられません。ここはゴールではなく通過点でしかありません。皆さまがいつでもヴァナ・ディールを訪れられるよう、開発・運営一同、25年、30年と精進いたします。
また本サイトは、20周年中も定期的にコンテンツの追加を続けますので、時々見に来てくださいね。

最後に、このサイトをご覧になっている、冒険をお休みしている皆さまへ。
『FFXI』は“ソロでも十分に楽しめるゲーム”として舵を切り、今ではすべてのシナリオを追うくらいでしたらひとりで立ち回れるようになりました。また、昔を知る人からは信じられないくらいレベルを上げるのが早くなりましたし、フェイスというNPCを呼び出す魔法を使えば、いろいろなコンテンツをクリアできるようになりました。
以前より快適になったヴァナ・ディールに試しに戻ってきてみませんか? 開発・運営一同、さらに冒険者の皆さまが待っていますよ!

2022年は、ゲーム内外で皆さまと、20周年をお祝いできたらと考えています。そして、いつもと変わらずヴァナ・ディールでの生活をお楽しみいただけたら幸いです。本サイトおよび『FFXI』におきまして、引き続きご愛顧のほどよろしくお願い申し上げます。

 

2022年5月16日
『ファイナルファンタジーXI』プロデューサー
松井 聡彦

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