2004年2月26日、4国のデュナミスが実装(その後4月にボスディン、ザルカバードのデュナミスも実装)。当初は最大64人で挑戦するエリア占有型コンテンツだった。またデュナミスと同時にレリック装束(通称:AF2)も実装されている。
みんなのヴァナ・ディール史
2004年2月26日
関係者秘話ここは現C&Sコミュニティチームの企画で進められたものです。海外MMOタイトルでもゲームの枠内でプレイヤー同士の婚姻をお祝いすることが当たり前になっていて、そういう仕組みを望むプレイヤーも多かったことが実装に結びついたと思います。当然結婚式用衣装はドレス……という話になるのですが、『FFXI』にはポリゴンの足へのめり込みを避けるために、スカートやマントのような布が覆いかぶさる部位は避けて作っていました。そのため、オパーラインドレスはダブレットのような形でデザインされています。(ディレクター・藤戸洋司)
2004年2月26日
関係者秘話
ウェディングサポートは、電撃PlayStationさんから「ゲーム内で結婚式をやりたいのだが、何かサポートをしてもらえないか」との相談があったことがきっかけでした。
せっかくなので多くのプレイヤーの方に提供できる形で作りたいと考えて、世界設定担当の岩尾さんとコミュニティチームで準備を進め、普段は入れない場所(星の大樹のてっぺん、グスタベルグの様々な山の上、ジュノ大公が鎮座している部屋など)も含めて、式場候補のロケハンをしたり、式の次第やセリフの調整・演出など、細部に至るまで協業で作り上げています。
式場探しをしていると、「こんなところにまでコリジョン(地形の当たり判定のこと)の設定入れているんだ」とか、「こんな空間を作っているんだ」といった発見があって、とても楽しかったのを覚えています。
複数の様式を用意したうえで種族やジョブで誓いの言葉などが変われば、何度か列席しても変化があって面白いのではないかと考えて作ったものの、盛り込みすぎた部分を削ったり、レーティングの都合で泣く泣く落した部分もありましたが、ドレスや指輪・花火などの関連アイテムの実装から、ウェディングマスターの衣装更新、新ジョブ対応、挙式エリアの追加など、パッチノートには載らないながらも細々したアップデートを重ねられたので、当初考えていたことはほぼ形にできたのではないかと思います(唯一の心残りは、ある程度準備のあったジュノ式とカザム式がリリースできなかったことですねぇ……)。(リードコミュニティプランナー・望月一善)
2004年4月22日
ヴァナ・ディールの出来事2004年4月22日、デュナミスに新エリアとしてデュナミス-ボスディンとデュナミス-ザルカバードが追加。この2カ所のデュナミスで入手できるレリック装束は高性能だったため、それらを求めて多くの冒険者が挑み続けることとなった。またデュナミス-ザルカバードには、さまざまな条件を突破したあとの最終ボスとしてDynamis Lordが登場。圧倒的な強さを誇るDynamis Lordを撃破するため、赤魔道士がサポートジョブを暗黒騎士にして「連続魔」+スタンを行う戦法も生み出された。
2004年4月22日
ヴァナ・ディールの出来事2004年4月22日、モンク専用の腰装備である黒帯を入手できるクエスト「武に賭けた想い」が実装。クリアするためには、Fafnir(Nidhogg)とBehemoth(King Behemoth)とAdamantoise(Aspidochelone)からそれぞれアイテムを入手しなければならなかった。上記のHNM以外ではフルアライアンスで挑む獣神印章BF(2004年7月実装)でも入手できたが、いずれも難易度は高く、クリアできるプレイヤーの数は多くなかった。その後2011年にHNMの出現方法がトリガー式になったため、以前よりも入手機会は増えている。
2004年12月9日
関係者秘話いわゆる第一次食事革命(2002年9月)以降、食事の効果は絶大でしたが、そのためより効果の高い食事を作ることはバランス上ほぼできていませんでした。またいろいろなレシピがあっても用途に向いた一番いい食事が何種類かが使われるだけで、多くの食事が見向きもされない状況でした。今後高レベルの食事レシピを追加していくうえで、これは打破しなければならないことでした。一部パラメータの上昇率と上限値を設定することで、上昇率はよいけど上限値の低い食事は低レベル向け、逆は高レベル向けというデータの付け方、自身の強さにより最適な食事が異なるようにすることができるようになりました。これにより選択肢は増えたように思います。前衛アタッカーにとって命中は生命線であり、また寿司系食事についた命中アップ効果がかなり高かったため、特に寿司は人気を博しました。(プロデューサー・松井聡彦)