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みんなのヴァナ・ディール史

2002
    Apr.4
  • 2002年4月26日

    ヴァナ・ディールの出来事
    「ヴァナ・ディール トリビューン」創刊

    2002年4月26日、正式サービスに先駆けて「ヴァナ・ディール トリビューン」の連載がスタート。これはヴァナ・ディールの出来事をまとめた“新聞”として『FFXI』公式サイトに掲載されていた記事で、世界観を補完する読み物や冒険者たちの活動記録がとりあげられていた。創刊号であるVol.00では、βテストにおいて不具合報告の形で貢献したプレイヤーたちが“過去の石版に刻まれた名前”の形で紹介されている。

    May5
  • 2002年5月16日

    ヴァナ・ディールの出来事
    『FFXI』正式サービス開始!

    2002年5月16日、PlayStation®2版の発売とともに『FFXI』の正式サービスが開始。

  • 2002年5月16日

    関係者秘話
    初日の認証トラブルについて

    社内からも公開ワールドにログインしていました。OPENから徐々に人増えるのかな、とサーチしたりしてましたが、増え方が数人レベルで「おかしいな?」と思ってました……。(ディレクター・藤戸洋司)

  • 2002年5月16日

    冒険者の歴史
    MMORPG初体験のプレイヤーが多数ヴァナ・ディールへ降り立つ!

    2002年5月16日に正式サービスを開始した『FFXI』は、『FF』シリーズ初のオンラインRPGということで、初めてMMORPGをプレイする人や、オンラインゲーム自体が初体験というプレイヤーが多かった。そのため、セーブポイントや宿屋を探しまわったりする冒険者や、その広大な世界に驚く冒険者の姿が多く見られた。

  • 2002年5~6月頃

    冒険者の歴史
    サポートジョブ取得のためアイテム集めに奔走

    2002年5~6月頃、レベル10台後半の冒険者はサポートジョブ取得を目指した。取得のためのクエストはセルビナとマウラのどちらかで受けることができ、冒険者たちはクエストで必要なガガンボの腹虫、呪われたサレコウベ、陸ガニのふんどし、または野兎の尻尾、ダルメルの唾液、血染めの衣を集めるためにモンスターを狩りまくった。なお当初はレベル10からクエストを受けることができたが、その後6月のバージョンアップでレベル18になってからクエストが受けられるように変更された。

  • 2002年5~6月頃

    関係者秘話
    サポートジョブ実装の思い出

    サポートジョブ自体はジョブシステムの企画のなかで最初から計画が立ち上がっていました。サポジョブクエストの難度については当時としては想定からそこまで乖離したものではありませんでした。唯一あるとすればアンデッドからのドロップ部分で、昼と夜という『ファイナルファンタジーXI』ならではの敵生成システムが想定よりもボトルネックになっていた部分かと思います。その後、近くのダンジョンでもドロップを追加することで若干の緩和を図った経緯があります。(ディレクター・藤戸洋司)

  • 2002年5~6月頃

    関係者秘話
    起点となったジョブシステム

    石井浩一さん発案のサポートジョブを組み込んだジョブチェンジシステムとTPシステム以外は、本当に自由にやらせてもらったプロジェクトでした。複数のジョブを育てたほうが有利になるので、多くのジョブの知識が増え、パーティを組んだ時の戦術理解が早くなるというような理由もありますが、沢山のジョブをプレイするようにしたほうが長い間遊んでもらえるという点に尽きると思います。(プロデューサー・松井聡彦)
    ※事実誤認があったので記事を訂正しました(松井)

  • 2002年5~6月頃

    冒険者の歴史
    セルビナ名物・ゴブリンのトレイン

    2002年5~6月頃、レベル10台のサンドリアやバストゥーク出身の冒険者は、主にバルクルム砂丘でレベル上げをしていた。そこでよく見られた、複数の敵に追われたプレイヤーが敵を引き連れて逃げる様子は“トレイン”と呼ばれ、とくにゴブリンに追われてセルビナに逃げ込む光景がよく見られた。

  • 2002年5~6月頃

    冒険者の歴史
    デカ羊に追われる恐怖

    2002年5~6月頃のサービス開始初期、ラテーヌ高原やコンシュタット高地でレベル上げにはげむ冒険者にとって脅威だったモンスターが、大羊族(雄羊)。同じエリアのほかの敵より強く、巨大な体と振動を伴う足音で、低レベルの冒険者を震えあがらせた。

  • 2002年5~6月頃

    冒険者の歴史
    バインド最強時代

    2002年5~6月時点の黒魔法・バインドは、自分よりも強いモンスターにもレジストもされず、ダメージを与えても効果が切れることがなかった。そのため、バインドをかけて遠距離から魔法だけで倒すレベル上げが流行。しかし、6月11日のバージョンアップで現在の仕様に調整されている。のちに「エミネンス・レコード」の「アニバーサリー」に、この時代を追体験する目標の1つとして「最強時代」が実装されている。

  • 2002年5~6月頃

    冒険者の歴史
    最初期のみ可能だった金策

    2002年5~6月には、その当時のみ可能だったギル稼ぎが存在した。まずはプギル族が落とすシャル貝の店売り。とくに東ロンフォールのPugilは低レベルだったため、冒険者のあいだで争奪戦が繰り広げられた。また、レベル上げのスピードが早かった冒険者は、高額なギルを落とすクフィム島の巨人族を狩ることでギルを貯めていった。なおいずれの金策も、約1カ月ほどで落とすアイテムや金額が調整されている。

  • 2002年5月以降

    冒険者の歴史
    バルクルム砂丘のレベル上げでパーティプレイを学習

    2002年5月以降、冒険者たちはレベル15前後からのレベル上げの中心となったバルクルム砂丘にて、いわゆる“「挑発」まわし”などの当時のパーティプレイの基礎を学んでいった。
    また、ここに生息するフライ族などと戦うことで、多くの人が前方範囲攻撃に当たらない立ち位置や、仲間の状態異常回復などを覚えていくこととなる。

    Jun.6
  • 2002年6月11日

    ヴァナ・ディールの出来事
    初のバージョンアップ

    2002年6月11日、『FFXI』で初めてのバージョンアップが実施された。黒魔法のバインドの調整や、パーティプレイ時の経験値分配方式の変更などのほか、アイテム合成でハイクオリティ品が合成できるようになるといった変更が加えられている。

  • 2002年6月11日

    ヴァナ・ディールの出来事
    競売所が解禁される

    2002年6月11日、先行して窓口が設置されていた競売所がついにオープン。サンドリア、バストゥーク、ウィンダス、ジュノの競売所が独立して運営されており、辺境などの競売所はそのいずれかと提携していた。その後2011年5月10日に、3国の競売所はジュノ競売に統合された。

  • 2002年6月11日

    ヴァナ・ディールの出来事
    ノートリアスモンスター(NM)の実装

    2002年6月11日、通常のモンスターよりも強力で、固有の名前を持つ“ノートリアスモンスター(NM)”が実装。初期はレベル上げをしている冒険者にとって回避すべきモンスターだったが、NMが落とすアイテムに高性能なものが多いことがわかると、プレイヤー同士の争奪戦が繰り広げられるようになった。

  • 2002年6月11日

    ヴァナ・ディールの出来事
    各国の領事館でシグネットがかけられるように

    2002年6月11日、自国以外の国の領事館でシグネットがかけられるようになった。これは自国以外で活動する冒険者がシグネットをかけないまま戦ったため、獣人支配となったリージョンが増加したことがきっかけで、その経緯はヴァナ・ディール トリビューンでも記事として取り上げられた。なお、あわせて北グスタベルグのコンシュタット高地側にもガードが配置されている。

  • 2002年6月11日

    冒険者の歴史
    3国間を行商するプレイヤーが登場

    2002年6月11日に競売所がオープンされたものの、3国の市場が独立していたこともあり、自国以外で販売しているアイテムの入手は容易ではなかった。そんななか、各都市で売られている初期装備や魔法などを買い付けて別の都市へ行き、競売に出品する冒険者が登場。いわゆる“行商”によってギルを稼いでいった。

  • 2002年6月24日

    ヴァナ・ディールの出来事
    チョコボ騎乗中は敵から発見されなくなる

    2002年6月24日のバージョンアップで、チョコボ騎乗中はモンスターに感知されないように変更された。それ以前はチョコボ騎乗中もモンスターに襲われていたため、本来の生息域外まで追いかけてきたモンスターが、別の冒険者を襲う事故などが発生していた。

  • 2002年6月頃

    冒険者の歴史
    ミスリルマラソンによる金策が流行

    2002年6月頃、パルブロ鉱山で“鉱山の砂利”を入手後、鉱山内の機械で“ミスリルの砂粒”に精製し、バストゥークに持ち帰って店売りすることを繰り返す金策が流行。これは通称ミスリルマラソンと呼ばれた。その後7月9日にアイテム価格が調整され、ブームは終焉を迎えた。

  • 2002年6月頃

    関係者秘話
    ミスリルマラソンが採掘・伐採・採集のきっかけに

    当時ギルを極力持たせない方針で、シャル貝の売却価格に代表される「システムからのギル流出」は厳しく制限していました。この制限は競売とバザーというユーザー間取引の信用担保をとるためですが、ゲームスタート間もないこともあり、ギルの価値が高すぎてわずかでも効率がいいと人が殺到する状況がミスリルマラソンを生んだのかなと思います。ちょうどミスリルの砂粒などの仕組みを自分が実装したのですが、図らずもパルブロ鉱山がヴァナ・ディールの歴史として正しく機能した瞬間でした。これをきっかけに、採掘・伐採・採集がのちに実装されることになります。(ディレクター・藤戸洋司)

  • 2002年6月頃

    関係者秘話
    ミスリルマラソンの思い出とヴァナ・ディールの経済

    学生時代経済学をとってなかったので、新たにミクロとマクロの本を読んで勉強しました。ですが付け焼刃ではあまり役に立たなかったです。想定したジョブレベルとプレイ時間あたりのギル取得量と各レベルにかかる時間をベースに破綻のないよう設計したつもりだったのですが……。あまりに多くの要素が影響するゲームのため、終盤に行った大きな調整や追加された要素の影響まで吸収しきれなかったです。シャル貝も期待値的に問題にしなくてもよい値だったのですが、システムからのギル排出を絞ったことで冒険者の目が集中しましたね。経済的な理由というよりは、取り合いなどコミュニティに対する悪影響の方が問題だったのかと思います。(プロデューサー・松井聡彦)

  • 2002年6月以降

    冒険者の歴史
    夜に大混雑したクフィム島でのレベル上げ

    2002年6月以降、レベル20前後の冒険者がジュノに続々と集結し、ジュノ周辺エリアでのレベル上げが主流になっていった。とくにクフィム島はジュノを拠点とした最初の狩り場として大人気に。なお夜になるとスケルトン族が出現して危険なため、通路に逃げ込んだパーティによるワーム族の争奪戦がよく見られた。

  • 2002年6月以降

    冒険者の歴史
    バタリア丘陵のレベル上げで一工夫

    2002年6月以降は、レベル25付近の冒険者の狩り場として、バタリア丘陵の剣虎族狩りも候補となった。ピンチになってもエルディーム古墳に逃げられるのが利点なため、冒険者は空いている古墳の入口を探して走り回ることに。また剣虎族は移動速度が速いため、釣り役がキャンプ地に戻る前に倒されないよう、別のメンバーが「挑発」で中継するなどの工夫が見られた。なお、当時は戦闘しているパーティ以外にもモンスターの攻撃が当たってしまうため、隣のパーティが戦っている剣虎族の「咆哮」で麻痺になるといったハプニングも。

  • 2002年6月以降

    冒険者の歴史
    レベル上げの合間にゴゼビの野草あげ

    2002年6月以降、ジュノに到達したレベル20以上の冒険者はレンタルチョコボ騎乗のために“チョコボ乗り免許証”を求めた。免許証を得るためにはクエスト「傷ついたチョコボ」をクリアする必要があり、その過程ではヴァナ・ディール時間0時を超えるたびに、Chocoboにゴゼビの野草をトレードすることに。よってジュノ近郊のレベル上げでは、戦闘の合間にジュノに戻って野草をあげる冒険者も多かった。

    Jul.7
  • 2002年7月2日

    ヴァナ・ディールの出来事
    命中率や敵対心に関する調整

    2002年7月2日のバージョンアップで、自分よりレベルの高いモンスターに対する攻撃の命中率が下がり、かつ魔法のレジスト率が大きくなった。同時に敵対心も調整され、“戦士がプロテアでターゲットをとる”などの戦術は使えなくなり、「挑発」でもすぐに敵対心が下がるようになっている。その結果ケアルをかけたことで白魔道士が敵対心を大きく稼ぎ、「挑発」をしてもターゲットを取り返せず戦闘不能になる事態が発生。それらに対するプレイヤーの反応を受け、1週間後の7月9日には命中率修正などが緩和。格上のモンスターに対してはダメージ値修正に切り替えられた。

  • 2002年7月9日

    ヴァナ・ディールの出来事
    「調べる」のメッセージ調整

    2002年7月9日に「調べる」コマンドでの強さの判定メッセージが細分化。戦闘するのに不適切なほどのレベル差がある相手に対して、「とてもとても強そうだ」のメッセージが導入された。これらのモンスターは冒険者のあいだで“とてとて”の通称で呼称された。

  • 2002年7月19日

    ヴァナ・ディールの出来事
    モーグリを探す初の公式イベントが開催

    2002年7月19日20時~20日1時に、公式イベント「モーグリ族 慰安旅行のハプニング」が開催。各地で迷子になった全21体のモーグリを探す、リアルタイム進行のイベントだった。

  • 2002年7月

    冒険者の歴史
    夏祭りユーザーイベント

    2002年7月、ユーザー発案の「ウィンダス盆踊り」というイベントが、インターネットの掲示板などで提案され、全ワールドで同時に開催。このイベントはのちに公式イベントの夏祭り(あますず祭り)に発展した。

  • 2002年7~8月頃

    冒険者の歴史
    エキストラジョブ取得を目指す冒険者が増加

    2002年7~8月頃になると、レベル30に到達する冒険者が増加。初期から実装されていたエキストラジョブは、ナイト、暗黒騎士、獣使い、吟遊詩人、狩人の5ジョブで、いずれかのスタンダードジョブがレベル30以上になると取得クエストを受けられた。ジョブによっては取得が大変で、そのためのパーティが組まれたことも。

  • 2002年夏以降

    冒険者の歴史
    イビルウェポン族狩りで「怒りの一撃」避け

    2002年夏以降、レベル30近くのレベル上げは、ジュノ周辺の3つのエリアでのイビルウェポン族との戦いがメインに。当時のイビルウェポン族は特殊技が「怒りの一撃」のみで、発動を見てから回避できたために人気のモンスターだった。なお、のちに「怒りの旋風」も使うようになってからは、イビルウェポン族はレベル上げの対象から外れていくこととなる。

  • 2002年夏以降

    冒険者の歴史
    ガルレージュ要塞でのレベル上げ

    2002年夏以降、レベル30~35ぐらいからのレベル上げの獲物として、ガルレージュ要塞の甲虫族やコウモリ族が人気に。入口付近や第一魔防門の前などがキャンプ地として使われており、第一魔防門をくぐりたい冒険者が1人で来たときなどは、レベル上げを中断してスイッチを踏むのを手伝う光景も見られた。

  • 2002年夏以降

    冒険者の歴史
    ベヒーモスの縄張りでのレベル上げは危険がいっぱい

    2002年夏以降、レベル40付近の冒険者の狩り場として、ベヒーモスの縄張りでのスケルトン族狩りが流行。とくにモンクが活躍する狩り場だったが、エリア境界が遠いため、モンスターの出現ポイントの真っ只中で戦うことが多く、戦闘中に再出現したスケルトン族に襲われることも。ほかのパーティが多いと獲物が枯れてしまい、逆に自分のパーティだけだと周囲のモンスターに対処しきれないという危険があり、やがて他の狩り場候補が増えてくるにつれて利用頻度が少なくなっていった。

  • 2002年夏頃

    冒険者の歴史
    レベル50時代の最終狩り場、ダボイ・修道窟

    2002年夏のレベルキャップ50時代は、ダボイ・修道窟が最終的な狩り場候補となり、先行してレベル上げをしていた冒険者はここで最大レベルまで上げることが多かった。なお、ダボイ最奥は後にレベルキャップ60時代の人気狩り場となる。

  • 2002年夏頃

    冒険者の歴史
    遠く離れた地方でもレベル上げ

    2002年夏頃、レベル50を目指したレベル上げが大人気だった時代には、狩り場を求めてあらゆるエリアが利用されていた。ときにはフェ・インなどのかなり遠方のダンジョンをレベル上げに使うことも。当時はテレポヴァズもアウトポストテレポもなかったため、ラングモント峠とボスディン氷河を越えるために長時間の移動が必要だった。

  • 2002年夏頃

    冒険者の歴史
    技連携・核熱時代

    2002年夏頃の初期のパーティプレイは「挑発」でターゲットをまわしながら、ダメージを分散させる戦い方が主流だった。これは当時、被ダメージによってTPが多くたまっていたためで、TPがたまったあとはレッドロータスからのコンボによる核熱連携が主流だった。また当時は物理ウェポンスキルよりも、必中である属性ウェポンスキルを使用することが多く、暗黒騎士のレッドロータスから白魔道士のアースクラッシャーにつなげて核熱連携を狙うといった、この時代ならではの技連携も見受けられた。

    Aug.8
  • 2002年8月8日

    冒険者の歴史
    デジョンII実装

    2002年8月8日に、デジョンIIが報酬のクエスト「ゴーレムのまなざし」が実装。難易度が高く、冒険者たちはアライアンスを組んでフェ・インに突撃した。

  • 2002年8月8日

    ヴァナ・ディールの出来事
    3種類のテレポが実装

    2002年8月8日、ホラの岩、デムの岩、メアの岩へワープできる白魔法として、3種類のテレポとそれを入手できるクエストが実装された。実装後は白魔道士のあいだで、一定のギルと引き換えに希望者を運ぶサービス(通称:テレポタクシー)も浸透。なお10月2日にはザルカバードへ移動できるテレポヴァズも実装されている。

  • 2002年8月8日

    ヴァナ・ディールの出来事
    採掘が実装

    2002年8月8日、冒険者のあいだで流行したミスリルマラソンをもとにしたシステムとして、鉱山で鉱石の“採掘”が可能になり、素材入手や金策の方法として活用されていった。その後9月12日には“収穫・伐採”や、種や苗を植木鉢に植えて育成する“栽培”も実装されている。

  • 2002年8月24~25日

    ヴァナ・ディールの出来事
    公式イベント「獣人撲滅キャンペーン」

    2002年8月24~25日、公式イベント第2回「獣人撲滅キャンペーン」が開催。イベント期間中は所属国に関係なくシグネットをかけることができた。また、アウトポストのガードにアイテムをトレードすることでリージョンポイントを得られるようになっており、このシステムはのちに常設されることとなる。

    Sep.9
  • 2002年9月12日

    ヴァナ・ディールの出来事
    限界突破クエストが実装され、レベルキャップが55に

    2002年9月12日、クエスト「限界への挑戦」の実装で、レベルキャップが50から55に上昇。必要なアイテムは、古代魔法のパピルス、エクソレイの粘菌、ボムの炭の3つだった。

  • 2002年9月12日

    関係者秘話
    『ジラートの幻影』と連動予定だったレベルキャップ開放

    プレイヤーのレベル上昇速度はかなり早かったと思います。たしか全ワールドで最も早くレベル50に達したプレイヤーにインタビューしたことがあったと思いますが、レベルだけでなく当時闇の王も50ではクリアは至難の業だったはずです。
    レベルキャップ開放は「ジラートの幻影」と連動する計画だったと思います。(ディレクター・藤戸洋司)

  • 2002年9月12日

    関係者秘話
    想定していたプレイヤーのレベル上げスピードとは?

    当初のオーダーは、Lv50まで3カ月。私は当初、一般ユーザーさんで週14時間プレイ、ハードユーザーさんで週40時間と想定して取得経験値等の計算をしていました。実際プレイヤーさんはもっと長く、あるいは効率よく経験値を稼いだのでしょう。うすうすそうなるとは感じていましたが、想定プレイ時間を大きく設定しすぎると、一般のプレイヤーさんがついてこれなくなると恐れていました。エキストラジョブが解禁されたとき、手慣れたユーザーさんは1カ月もかけずにナイトや暗黒騎士をレベルマックスにしていて、これについてもう少しなんとかしろと叱られました。(プロデューサー・松井聡彦)

  • 2002年9月12日

    冒険者の歴史
    エルディーム古墳でスケルトン族狩りが人気に

    2002年9月12日以降は、レベル50近くなると古代魔法のパピルスの入手も兼ねて、エルディーム古墳の地下でスケルトン族を相手にレベル上げをする機会がアップ。なかでも狩り場としては、クエスト「呪われたリボン」でNMと戦う広場の人気が高かった。
    この頃の技連携はレッドロータス→乱撃などの核熱連携が主流で、格闘とスケルトン族との相性もよかったため、2003年4月15日にスケルトン族が強化されるまで定番の狩り場となる。

  • 2002年9月12日

    ヴァナ・ディールの出来事
    ベヒーモスなどのHNMが実装

    2002年9月12日、Behemothなどを始めとする、ハイレベルノートリアスモンスター(HNM)が実装された。1パーティでは倒すことができないほどの強敵だったため、これらのモンスターを倒すための専用リンクシェル(HNMLS)も作られていった。

  • 2002年9月12日

    ヴァナ・ディールの出来事
    チェーンボーナスの実装

    2002年9月12日、「同じくらいの強さだ」以上のモンスターを倒してから一定時間内に次のモンスターを倒すことで、獲得経験値にボーナスがつく“チェーンボーナス”が実装。初期はだいたい5チェーンぐらいが限界で、チェーンボーナスが途切れるごとにヒーリングなどを行ったり、プレイヤーたち自身も休憩&雑談をすることが多かった。

  • 2002年9月12日

    ヴァナ・ディールの出来事
    楽器を装備していると歌が2曲かけられるように

    2002年9月12日のバージョンアップにて、吟遊詩人が楽器を装備していると2曲まで重ねがけ可能になった(同じ歌は不可)。また複数の吟遊詩人などによる合唱効果も変更。ひとりのときと同様、同種の歌(重装機兵のミンネと重装機兵のミンネII、など)は重なるが同じ歌は重ならないようになった。

  • 2002年9月12日

    ヴァナ・ディールの出来事
    弓術・射撃武器のウェポンスキル実装

    2002年9月12日、それまで未実装だった弓術・射撃武器のウェポンスキルが実装された。しかし実装初期は、ウェポンスキルを使うと自分がダメージを受けてしまう不具合が発生することも。また、矢弾が12個までしかまとめられなかったうえ、補充するとTPが0になってしまうため、TPを近距離攻撃でためてからウェポンスキルを使用することが多かった。

  • 2002年9月12日

    ヴァナ・ディールの出来事
    マジックバースト導入

    2002年9月12日、ウェポンスキルの連携に魔法で加勢できるマジックバーストが導入。ただし、この時点ではマジックバーストに成功してもログに表示されなかった。

  • 2002年9月12日

    冒険者の歴史
    インビジ、スニーク、デオードの実装

    2002年9月12日、知覚遮断魔法のインビジ、スニーク、デオードと、それらと同効果の薬品が実装。目的地までは戦わずに隠密行動で向かうのが一般的に。当時は効果時間が短く、かけ直してもらう際は「@スニ」などのように報告していた。

  • 2002年9月12日

    ヴァナ・ディールの出来事
    食事効果の調整

    2002年9月12日のバージョンアップにて、食事効果が大幅に変更。それ以前は料理ではなく、サンドリアグレープなどの食材を食べる冒険者が多かったが、料理の効果がアップしたことで、ミスラ風山の幸串焼やアップルパイなどが広く使われることとなる。またジュースにリフレシュ効果が追加され、MP回復に欠かせない料理となった。

  • 2002年9月21日

    ヴァナ・ディールの出来事
    イベント「月下に踊る白い影を追え! 」

    2002年9月21日17時頃~9月22日1時頃までのあいだ、公式イベント「月下に踊る白い影を追え!」が開催。ものすごい速さで移動する白いウサギ族モンスターにムーンカロットをトレードすることで、アイテムがもらえた。このイベントで入手できた片手棍(ラビットステッキやムーンライトワンドなど)は長らくほかの入手手段がなかったため、レアな装備品となっていた。

    Oct.10
  • 2002年10月2日

    ヴァナ・ディールの出来事
    代名詞<tp>が追加

    2002年10月2日、自身のTPの現在の%を表示する代名詞<tp>が実装された。それ以前は手動のチャットでTPを報告する必要があったが、それが不要となり「tぽk(TPOK)」などの言葉も姿を消していった。

    Nov.11
  • 2002年11月7日

    ヴァナ・ディールの出来事
    Windows版『FFXI』発売

    2002年11月7日、Windows版『ファイナルファンタジーⅪ』が11月7日に発売。サービス開始以来初めてワールドが増設された。当時は全画面モードでしかプレイできなかったが、2007年11月にウィンドウモードが実装された。

  • 2002年11月7日

    関係者秘話
    Windows版発売による変化

    これまでPS2HDDを入手できなかった人にとっては待望のクライアント登場となりました。自身もここからWindows版にメイン機材を変更してプレイした覚えがあります。
    そして予想していたことですが、やはりツールなどを使用してのチートが増えました。明らかにクローズドなマシンであったPS2とは違い、ユーザーが自分好みで自作できるマシンでしたし、Windowsの仕様上、パケット解析やメモリ配置なども技量があれば見られるということもあり、さまざまなリソースがバージョンアップのたびに解析されていきました。
    しかしこのようなデメリットさえも飲み込めるほど、冒険者の数は大幅に増えるきっかけになったと思います。(ディレクター・藤戸洋司)

  • 2002年11月26日

    ヴァナ・ディールの出来事
    レベルキャップが60に

    2002年11月26日、限界突破クエスト「すべての高い山に登れ」が実装され、レベルキャップが60に上昇。クエスト内容は、ザルカバードの3カ所のポイントを調べるというもので、付近のNMを撃破、または見つからないように行動する必要があった。

  • 2002年11月26日

    ヴァナ・ディールの出来事
    アーティファクト(AF)実装

    2002年11月26日、レベルキャップが60になると同時に、初期6ジョブ(戦モ白黒赤シ)のアーティファクト(通称:AF)が実装。また、ダンジョンにTreasure Cofferが登場するようになった。レベル55から60は、宝箱のカギを落とす敵を狙ったレベル上げが主流となり、モンスターも宝箱も取り合いが激しかった。ちなみにエキストラジョブ(ナ暗獣吟狩)のAFは、12月19日に実装された。

  • 2002年11月26日

    ヴァナ・ディールの出来事
    技連携のダメージが敵の耐性によって変動するように

    2002年11月26日のバージョンアップにて、技連携によるダメージがモンスターの属性耐性の影響を受けるようになり、レジストされる危険性が増大した。これにより、今まで核熱が中心だった技連携について、相手に合わせて使い分けるようになっていった。とくにレベル上げで戦うモンスターにはヴァーミン類などの氷弱点のものが多かったため、湾曲連携が注目されるようになる。

  • 2002年11月26日

    ヴァナ・ディールの出来事
    レイズII、リレイズIIの実装

    2002年11月26日、蘇生魔法が2種類同時に実装。レイズやリレイズの蘇生時の経験値還元率が25%(当時)だったのに対し、レイズIIやリレイズIIは失った経験値を75%も戻すことができたため、白魔道士垂涎の魔法となる。ただしレイズIIはオズトロヤ城に出現するNMであるYagudo High Priestか、印章BF戦でしか入手できなかったため入手難度が高く、Yagudo High Priestを倒すためのレイズIIツアーなども頻繁に企画された。

  • 2002年11月26日

    ヴァナ・ディールの出来事
    「不意打ち」の必中効果の変更&「だまし討ち」の実装

    2002年11月26日に「不意打ち」の必中効果が変更されたことにより、「不意打ち」+ウェポンスキルが全段必中から、初撃のみ必中になった。それまでのシーフはサポートジョブにモンクをつけて乱撃などの多段ウェポンスキルを使う機会が多かったが、以降は単発のバイパーバイトなどが主力となっていく。また同時に「だまし討ち」のアビリティも導入されている。

  • 2002年11月26日

    ヴァナ・ディールの出来事
    モグハウス出口拡張クエスト

    2002年11月26日、モグハウスの出口を拡張するクエストが導入され、モグハウスから出るエリアを選択できるようになった。なお3国&ジュノそれぞれで個別のクエストとなっており、いずれも特定の子ミスラからクエストを受ける形になっている。

  • 2002年11月26日

    ヴァナ・ディールの出来事
    テキストコマンド<call>実装

    2002年11月26日、ホイッスル音とともに、コントローラーに振動を送って注意喚起するテキストコマンド<call>が実装。技連携を狙うときの合図や、エスケプなどで逃げる場合の注意喚起に使われることとなった。当初は<call0>~<call3>までの4種類しかなかったが、現在は<call21>まで追加されている。

  • 2002年11月26日

    ヴァナ・ディールの出来事
    テレポイントにチョコガールが登場

    2002年11月26日、ラテーヌ高原、コンシュタット高地、タロンギ大峡谷のテレポイント付近に、チョコボ貸し出しNPCのチョコガールが登場した。これにより、レベル上げ終了後にテレポイントからチョコボに乗って3国に帰ったり、ダボイなどの獣人拠点にチョコボで向かったりと、移動が飛躍的に便利になった。

  • 2002年秋頃

    冒険者の歴史
    ジュノが冒険者で大混雑!?

    2002年秋頃は、多くの冒険者の拠点が3国からジュノに移り、ジュノの人口が大幅に増加。とくに当時はル・ルデの庭とジュノ下層の2カ所だけに競売所があったため、その2エリアに冒険者が集中した。時間帯によってはエリアに入れないほどの混雑ぶりになることも。

    Dec.12
  • 2002年12月19日

    ヴァナ・ディールの出来事
    「おまかせパーティ編成」の実装

    2002年12月19日のバージョンアップにて、パーティ編成コマンドに「おまかせパーティ編成」機能が追加。これは参加希望者同士で自動的にパーティを結成してくれる機能だったが、必ずしもバランスのよい編成になるとは限らないため、当時はあまり利用されなかった。なおこの機能は、のちにビシージでのパーティ編成などに活用されるようになる。

  • 2002年12月19日

    冒険者の歴史
    バザー街がジュノから近郊フィールドへ

    2002年12月19日、ジュノのバザーに関税がかけられるようになった。これはジュノの過密問題の要因の1つであった“バザーを出品したまま離席・放置されたキャラクター(通称:寝バザー)”に対処するためのもので、とくに人数の多いル・ルデの庭とジュノ下層には10%の高い関税が課せられた。その結果、これまでジュノの各エリアに多かった寝バザーは、バタリア丘陵やロランベリー耕地といった近郊フィールドに移動。なおワールドによって、どのエリアが“バザー街”になったかはまったく異なり、ワールドごとの文化の違いを体現していた要素のひとつと言える。

  • 2002年12月頃

    冒険者の歴史
    多くの冒険者が闇の王と激闘

    2002年12月以降は、初期のボスともいえる闇の王と戦う冒険者が増加。3国ミッションで戦うことになる闇の王(通称:闇王)は、レベル55で倒せた冒険者はほとんどおらず、多くの冒険者がレベル60で挑戦した。

  • 2002年12月頃

    冒険者の歴史
    みんなでAFクエスト

    2002年12月頃は、アーティファクト入手クエストに挑む冒険者が増加。クエストには強敵とのバトルが待ち受けるものも多く、同じジョブのプレイヤーが集まってツアーを組む機会も多かった。その一方で各地のダンジョンでは、アーティファクトの入ったTreasure Cofferの争奪戦も繰り広げられた。

  • 2002年冬以降

    冒険者の歴史
    クロウラーの巣でリンクに注意してレベル上げ

    2002年冬以降、レベル40からの幅広いレベル帯の狩り場として、クロウラーの巣が認知されはじめる。以前はスケルトン族に人気が集中しがちだったが、11月26日以降に核熱以外の連携が注目されるようになってからは、このエリアのヴァーミン類が人気の獲物となっていった。ただしクロウラーの巣はリンクするモンスターが多く生息しているため、釣り役はかなり気を遣うことに。また、逃げる冒険者を追いかけた高レベルモンスターが入口付近に集まって大混乱になるケースも発生。この問題は2005年12月13日、生息域を離れたモンスターが消失するようになって解消された。

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